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2007年12月2日 TSGC例会

 当日の参加者は7名。
 プレイされたゲームは、東海男爵(同人)、謀略三国志(GJ)、信長最大の危機(GJ)、プエルトリコ(アレア)等です。

 東海男爵は東海地方を舞台にした鉄道双六ゲームです。

 信長最大の危機は、孫一に挑んだ信長があっさり撃ち殺されて終わっていたようです。

 午後から謀略級三国志をプレイしました。
 7人プレイです。
 プレイヤーは孔明や田豊と言った軍師となって群雄を動かして、個人的な勝利条件を目指すゲームです。端的に言って超人ロックみたいなゲームだと思えば、それほどはずしていないような(笑)。
 序盤、ランダムテレポートしながらカードを集め、その間、自分の正体を隠しながら、他のプレイヤーの正体を伺うゲームです。まぁ、秘密基地編があるわけではないのですが、貂蝉なんて、まんまジェシカだし(笑)。

 私のキャラは姜維。天水を領有する群雄を大きくすることが目的です。ただし、それが魏ではいけません。更に、自身は蜀の軍師になっていないとペナルティを受けます。
 初期配置はランダムで決まるのですが、私は華北の方でした。天水とは遠く離れています。
 仕方がないので、カードを手に入れることを最優先に行動します。具体的に言うとランダムテレポートで、空き地に飛べばカードが得られるので、それを試みます。しかし、賽の目は悪く許昌から動けません。仕方がないので、カード狙いでそこの魏兵を率いて独立エリアを攻撃しようとしますが、魏の軍師に収まっていたO串さんに邪魔されます。それならと、私も魏に仕官してO串さんの邪魔する宣言をします。するとO串さんはあっさり魏の軍師をやめ劉備の元に奔ります。そして獅子心中の虫として蜀を滅ぼさんと活動するのでした。彼は程いくで、劉備等特定の群雄が滅んでいると得点できるキャラでした。しかし、劉備の元には、徐州に押しかけてきて軍師に収まっていた孔明先生(N浜さん)が居るのでした。
 孔明は他のキャラを圧する強力なキャラで、数々の特殊能力を有しますが、それだけに正体を隠すことは不可能な上に当然のように警戒され、他のプレイヤーから集中攻撃をうけるのでした。勝利条件も厳しく、ある意味ゲーム上一番辛いキャラです。
 孔明の活躍で、蜀は海岸沿いに勢力を伸ばし、南下して呉を滅ぼします。しかし、孔明先生とは言え、1人で出来ることは限られているし、皆の妨害も強くて伸び悩んでいました。
 そのころ華北ではK藤さんが軍師となった袁紹が北に勢力を伸ばしていました。そのため、当初K藤さんは田豊と目されていましたが、死んだ孫策を蘇らせて華陀であることを暴露します。しかし、7人プレイと人が多い上に、孔明が東方の風を吹かせまくってカードを大量にかかえるため新時代の到来が頻繁に出て、治療の手が足りず、非常に辛いプレイとなっていました。
 魏は私の指導の下急速に勢力を拡大し、勝利得点10点にまで拡大します。カードが欲しくてひたすら侵攻を繰り返した結果です。その間一度も動員しなかったため、各エリアには1〜2ユニットしかない手薄な状態でした。それでも問題なかったのは、蜀と呂布が大戦争をしていたためでした。毎回カードが大量に飛び交う派手な戦闘が戦われていました。結局その戦争は新時代の到来と共に呂布がいなくなってしまって終わりました。
 建業を失い、一旦滅んだ呉でしたが、南方で再興し、勢力を広げます。A藤さん、U田さん等の流浪のキャラが陰ひなたに支援した結果でした。
 魏を広げても仕方のない私は呂府を天水で再起させようと天水に向かいます。しかし、呂布は先に華北で旗揚げしてしまいます。それならと、馬岱の軍師となって天水を占領し、四川方面へ南下させます。最初からこうすれば良かったんだ。蜀にこだわった私が馬鹿でした。しかし、時既に遅く、山札は3つ目が尽きていました。
 最終的な結果は、呉の勝利でした。勝者はほう統だったA藤さん。勝利条件が達成しやすいキャラでした。もう1人の勝者は陸遜のI瀬さん。0.5点差で2位でした。もう一人、U田さんが周瑜で、呉に入れ込んだのが勝因でした。袁術と劉表が滅んでいたので、U田さんも勝利条件を満たしていたと思うな。
 姜維の私は蜀に属すべきキャラでしたが、徐州にいたのでは、助ける理由もなく、逆にとっとと滅ぼして蜀の地で再興させようと画策していたくらいでした。

 ゲームとしては、完成度が低く感じました。着想は良いのですが、今ひとつ物足りない、練れてないというべきでしょうか。
 キャラに特殊能力を持たせ、その強弱を勝利条件で補うというのは悪くないのですが、そのバランスが必ずしもうまくとれていないように感じます。
 イベントカードにもそれは言えていて、テストプレイされていない同人ゲームのような印象を持ちました。私が作ったらこんな感じだなぁと(笑)。特に強く感じたのが、密偵のカード。これはプレイヤー一人の全手持ちカードを見てそのうちの1枚を自分のものにするという効果を持ちます。はっきり言って、ゲームデザインの上ではやってはいけない効果の代表です。何故なら、このカードは当然手持ち枚数の多いプレイヤーに使用されます。その多くのカードを全て読んで理解して、その上でどれが自分に必要かを吟味した上で取るカードを選ぶと言う行為をプレイヤーは行うこととなります。これだけこなすにはかなりの時間がかかります。その間ゲームプレイは止まらざるを得ません。このカードの主な目的が手札の確認なのであれば、カードの引き抜きは余計な効果です。ただ見るだけなら、確認している間に次のプレイヤーの手番を進められるのです。また、主な目的がカードを奪うことであるのならばランダム1枚引きで良いのです。それでは効果が薄いと言うのであれば、2枚引きにすれば良い。これと同じ間違いを私も自作ゲームでやっていて、それが商業作品でも行われているのが残念でした。

 どうせなら、戦闘もカードにすれば良かったのに。各戦闘毎に策略カードを7枚ずつ配って、それを使って戦闘する。カードには、敵の軍勢を攻撃するカード、攻撃カードを無効にする看破カード、軍勢を撤退させたり逆に撤退を阻止する撤退/追撃カード、幻術を使う幻術カード、軍師の正体を探る接触テレパスもとい、刺客カードがある。軍師に知謀レベルと知謀の泉ポイントを設定して、カードを使用するためには各カードに記されている必要知謀レベル以上の知謀レベルが必要で、それに足りなければ、その差分回数、根性チェックに成功しなければならない。カードを使用するとそのカードの必要知謀レベル分知謀の泉ポイントが消費され、それが知謀レベルを下回ると、知謀レベルも知謀ポイントと同じ値になる。
 戦闘が始まると、軍師に収まっていないキャラが実はそこにいたとダイスを振って飛んでくる。複数の軍師が協力して策略カードを使用してより強力な攻撃が行える。ほう統の連環の計、黄蓋の苦肉の策、周瑜の火計、孔明の東南の風の合わせ技が赤壁の魏軍を壊滅させたような。いいなぁ、自作しようかな(笑)。

 プエルトリコを久しぶりにプレイしました。
 ガチなドイツゲームの代表で、面白いんだけど、プレイするには気の重いゲームです。今回は5人プレイで、オプション建物を使用してのプレイでした。
 私は宿屋の泊まり客を闇市で売り飛ばす戦略で大勝しました(笑)。
 この日は2回続けてプレイされ、2回目は闇市を封印してのプレイでした。そのときは木こり小屋を持っての植林作戦を試してみましたが、森と石切場とインディゴだけの未開の地になってしまい、何もできませんでした。

  by U1_KAZAMA | 2007-12-04 02:51 | 謀略級三国志

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