MM9

山本弘はわりと好きな作家だ。グループSNEからデビューしたころから読んでいるが、同時期に同じグループSNEから出た水野良よりも個人的な評価はずっと上だ。
ただ、地味なんだよな。華がないというか、何というか、今ひとつパッとしない。
特に短編はそうだ。で、このMM9もしかりで、怪獣SFという割りには、華がない。怪獣自体が地味なんだよな。最後の話では、八岐大蛇(もどき)を登場させているのに、地味に思えるのも、ある意味すごいかも。
小説自体は面白かった。怪獣が当たり前に存在する世界で、台風や地震と言った天災として認知されている。そのため、怪獣が発見されると、台風のように進路予想が行われ、怪獣注意報や怪獣警報が気象庁から発令され、テレビでは番組の途中に怪獣情報がテロップで流れたりする。そんな騒ぎが年に何回となく行われ、怪獣6号とか呼ばれている。主人公は気象庁特異生物対策部、通称「気特対」のメンバーだ。科学特捜隊のもじりだな。ただ、本当にお役所なので、ジェットビートルはおろか拳銃1丁持つわけでもなく、怪獣退治は自衛隊にお任せだ。怪獣の正体を探って自衛隊に助言するのが役目。あぁ、やっぱり地味だ。
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  by U1_KAZAMA | 2009-03-20 00:51 | 雑談

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