2009年2月28日 TSS例会

 当日の参加者は15名。プレイせずに帰った人間も2人ほどいたが、それでも盛況だった。
 プレイされたゲームは、レッドタイフーン(コマンド)、EAST/WEST(イタリア製ゲーム)、モスクワ攻防戦(6A)、ゾンビニオン(同人)、オンスロート(コマンド)、コンバットコマンダー(GMT)等。

 EAST/WASTは30年ぐらい昔のイタリア製ウォーゲームで、たしかインターナショナル社だったかな?マップが厚紙のパズルになっているのが特徴のメーカーだった。
 テーマは第3次世界大戦もので中東が舞台だったようななかったような。
 マップの地形をあらわす点々が黴に見えて仕方がなかった。
 D井さんとT島さんがルールを読みながらのプレイを始めて、数ターンプレイしたところで、D井さんが「これはクソゲーだ」と放り出していた。

 モスクワ攻防戦はK全さんとHさんがプレイしていた。

 ゾンビニオンはT之内さんとKさん、N南さんの3人でプレイしていた。
 その後、N南さんはK藤2号さんとコンバットコマンダーをプレイしていた。
 残りの2人はオンスロートを始めていた。

 レッドタイフーンは2卓プレイ。
 Y口さんとO崎さんのプレイは、O崎赤軍の機動にY口独軍が翻弄され、ブリャンスクやヴェルキエルキが5ターンか6ターンごろには陥落していた。
 赤軍の駒さばきは徹底していて、移動する方面軍は連続した戦線にこだわらずめいっぱい前進していた。そして攻撃は最小限にとどめて、2ターンか3ターンの時点でコマンドポイントを5ポイント貯蓄していた。どのくらい攻撃に依存していなかったかというと、第1打撃軍を大して使いもせずに第4ターンのスターリン命令で素直に撤収させていたほどだ。
 独軍は赤軍が攻撃してこないので、損害はとても少なく、整然と後退して行くのだが、5ターンぐらいには追いつめられていたようだった。
 途中で帰宅したので、どう決着したのかは分からない。

 私はT内さんとレッドタイフーンをプレイした。
 初プレイのT内さんが赤軍、私が独軍だ。
セットアップ
 独軍のセットアップはコマンドのリプレイを参考にした。
 最北端はコマンドリプレイと全く同じ配置。
 第9軍は最北端に5戦力歩兵3個のスタックを配置し、残りは2線に配置した。
 第4装甲軍、第4軍は最前線に最強スタックを並べた2重戦線とした。機械化部隊はモスクワ街道近くに配置した。
 第2装甲軍は北端に歩兵を固め、機械化部隊は南部の道路周辺に配した。
 基本的なコンセプトはDEの戦闘結果が出ないようにするだ。

 赤軍は第1打撃軍を西部方面軍右翼のまま使用した。

第1ターン
 赤軍は西部方面軍両翼とカリーニン方面軍を移動させ、それらに加えて北部方面軍で攻撃を行った。
 独軍の損害は壊滅したユニットこそ、EX2つとDEの3ユニットだったが、フルスタックを正面から叩かれて撃退され、10ユニット以上が行動不能に陥ってしまった。
 独軍に取って幸いだったのは、第4軍の最南端のスタックが2対1の攻撃を持ちこたえたことだ。
 赤軍の損害はEXとALで3ユニットだ。

 独軍は第9軍、第4装甲軍、第4軍、予備を移動させて、行動ポイントを使い切った。ブリャンスク方面軍の最北端のスタックが包囲されてしまうが、致し方がない。
 混乱ユニットが最前線にいくつも転がっているので、戦線を後退させることもできず、混乱ユニットを救うためにその前に戦線を張る。
 北端で行動不能となった師団は戦線に取り込むことはできなかったが、それ以外で混乱状態となったユニットは全て戦線内に収容した。包囲されないようにはしたが、最前線は1個師団で支えるしかない。
 第4装甲軍、第4軍の装甲師団は全てモスクワ街道沿いに後退させた。できるだけ早い時期に集結させて、反撃に出る予定だ。
 第4軍と第2装甲軍の間のギャップは埋めようもなく、スヒニチを放棄して後退した。

第2ターン
 赤軍は西部方面軍左翼、カリーニン方面軍、北部方面軍を移動させ、それらに加えて西部方面軍右翼も攻撃を行う。
 その結果独軍は最前線部隊の大半を撃滅または撃退された。損害は4個師団に上った。赤軍の損害は1ユニットのみ。
 戦線はそこら中で綻んでいるが、救いは第2装甲集団への攻撃に失敗してくれたことだ、包囲されていた2個師団がこれで移動できる。

 独軍は予備の移動を諦めた。それ以外の全ての軍を移動させる。行動ポイントを貯蓄する余裕はない。
 第9軍の北端、アンドレアポリに戦線の穴が開いてしまったが、なんとか包囲はされないように手当はできた。
 その他は概ね2線防御を構築し、包囲されないようにしたが、行動不能だった2個師団はどうしようもなく見捨てざるを得ない。
 第2装甲軍はオリョルまで後退し、装甲部隊は更にブリャンスクまで下がった。
 第4装甲軍の装甲部隊はイェルニャ周辺に集結し、第2装甲軍との合流を目指す。

第3ターン
 赤軍はカリーニン方面軍、西部方面軍両翼、ブリャンスク方面軍を移動させた。ブリャンスク方面軍は後退した第2装甲軍を追って前進しただけだ。
 赤軍は前進よりも独軍部隊を削ることに重点を置く。見捨てざるを得なかった2個師団に加えて3個師団が高比率の正面攻撃で撃滅された。撃滅は免れたが、4個師団が撃退され、行動不能となってしまう。

 独軍はこのターンから行動ポイントが5となり、全ての軍を移動させることができるようになる。反撃のために行動ポイントを貯蓄したいところだが、そうも言っていられない。全軍の移動を命令した。
 アンドレアポリのギャップを埋めることができ、この方面の戦線は安定しつつあった。赤軍がこの方面は勝利得点都市が少ないと北部方面軍をあまり行動させなかったためだ。
 その代わり、カリーニン方面軍の圧力を第9軍が全て引き受けることとなり、それを支援すべき第4装甲軍も西部方面軍に手痛く叩かれていたため、ルジェフ付近の戦線が危険なほど手薄になっていた。この2個軍の損害は既に計9個師団に達している。
 南方では第4装甲軍の装甲部隊で反撃に出た。突出していた4−8騎兵を包囲撃滅する。第2装甲集団の装甲部隊もブリャンスク東方に展開し、スヒニチへの反撃体勢を整えた。

第4ターン
 赤軍は西部方面軍両翼とカリーニン方面軍で移動戦闘と攻勢を続け、北部方面軍はカリーニン方面軍の戦線を肩代わりして側面支援の移動を行った。
 このターンの損害は4個師団。1個師団は南方での反撃で突出してしまった装甲師団だ。だが、これは仕方がない。4−8との交換だった。
 問題は第9軍戦区だ。ルジェフは占領され、スチェフカーネリドヴォ間で大きく戦線を食い破られてしまった。第4装甲軍の歩兵師団も残り少なく、モジャイスクからスチェフカの間では行動可能な師団は3個しか残っていない。第4軍の歩兵師団が比較的健在なのが救いだ。
 西部方面軍右翼の最南端、スヒニチ周辺では赤軍が防衛に入った。
 第1打撃軍の撤収命令に赤軍は応じなかった。また、空挺降下は見合わせた。パルチザンは最前線近くの4の森に登場した。最悪だ。もっと後ろの森に出てくれれば、そのためだけに行動ポイントを使う訳もないからほっとけるのに、こんなところに出られては包囲するための部隊が必要になってしまう。
 このターン、モジャイスク、メディン、ユスノフ、ルジェフを失った。

 独軍は北方の戦線が安定したので、予備の移動を見合わせて行動ポイントを貯蓄した。
 第9軍戦区のギャップは第4装甲軍の自動車化師団や第4軍の歩兵師団を回して繕い、モジャイスク方面も第4軍の歩兵師団を回して2重戦線を構築した。
 パルチザンは歩兵2個師団で包囲。
 装甲部隊は全軍で反撃を行い、2個師団を包囲撃滅の戦果を挙げた。このターンの赤軍の壊滅部隊は3個だ。

第5ターン
 赤軍は行動ポイントの貯蓄を行い、行動したのは、西部方面軍両翼、カリーニン方面軍のみ。
 このターン3個師団を失う。
 第1打撃軍は未だ前線にとどまっている。
 赤軍の空挺降下が実行された。降下地点はグジャツク南2ヘクス。これにより、モジャイスクの西にいた歩兵10個師団が退路を断たれることとなった。
 パルチザンは再び4の森に登場した。これはひどい。更に包囲のための部隊が必要になってしまった。その上パルチザンのZOCが移動妨害になっている。

 赤軍の空挺降下の影響は独軍をパニックに陥れた。10個師団が戦線構築に使えなくなったのだ。とりあえず退路の確保が必要で、それは包囲部隊が自力で行うしかない。折角貯蓄した行動ポイントだが、緊急事態である、やむを得ず第4軍への攻撃命令を発した。再び行動ポイントの貯蓄はゼロだ。
 空挺師団は包囲殲滅したものの、10個師団が戦線構築に使用できなかったため第9軍戦区は辛うじて1線を引くのが精一杯で、次のターンには戦線崩壊することは必至だった。
 南方の装甲部隊を北方に向けることも考慮したが、いかんせん移動力が小さすぎて間に合わない。結局、攻撃を継続し、1個師団を撃滅し、この方面の赤軍で唯一突破能力を持つ部隊を撃退した。
 パルチザンの包囲に4個師団を使わされ、これも苦戦の一因であった。

第6ターン
 赤軍は前ターン同様の行動ポイント配分。
 EXも交えて3個師団が撃滅され、5個師団が行動不能となってベーリィからヴィヤジマの間の戦線が消えて無くなった。最早修復不能だ。
 ネリドヴォも占領された。
 空挺を撃滅した部隊は3個師団が包囲され、内1個師団は撃滅された。残りは包囲下に取り残され、救出の見込みはない。
 独軍の戦線崩壊に満足したのか第1打撃軍が撤収していった。
 パルチザンは三度4の森から登場しようとしたが、最早その森にパルチザンの出る余地は無かった。

 ここで、残念ながら時間切れとなった。
 多分このまま続けていたら独軍の敗北となっていたと思う。第6ターンには戦線は繕えないにしろ、翼端包囲を避ける戦線は築けるが、4の森のパルチザンが掃討できないので、最前線の歩兵師団が丸ごと退路を断たれることとなるだろう。南方の装甲師団を北方に回しても間に合うかどうか、、、。
 スターリンの夢見た両翼包囲が成ってしまう。

 T内赤軍は華麗な機動戦を目指したりはせず、力任せの消耗戦を挑んできた。独軍のスタックに対して攻撃し、撃退を狙うのだ。それによって行動不能とし、独軍の戦線を乱す。スタックに対する攻撃なので高比率は立たないため、最前線近くに行動不能で残ってしまい、独軍の後退を許さないのだ。
 赤軍がこの戦略を取った場合、平地のスタックは狙い目となる。2対1攻撃でも半分の確率で行動不能にできるのだから。これを全戦線で行われると独軍は厳しい。
 セットアップのスタックにこれをやられて第2ターンに非常に困ったため、それ以降はスタックはできなくなってしまった。しかし、それはそれで、高比率の正面攻撃を受けることとなり、DEで削られてしまう。
 このゲームは間接アプローチのゲームとのことだが、この直接アプローチも独軍の対処は難しい。尤も赤軍の賽の目にも依るけれど。

 独軍の装甲部隊は使い方が難しい。戦力が小さい上に移動力にも乏しいため火消しに使うのは難しい。赤軍の手薄なところに反撃をかければ、それなりの戦果を挙げられるが、赤軍の攻勢正面にはとても投入できない。力負けしてしまう。だから、使いどころは赤軍の先鋒部隊の撃滅が一番。そのため、投入先はヴェルキエルキ方面かスパスデメンスク方面になる。今回は早期に反撃したかったため、第2装甲軍との合流がしやすい、南方で使用した。これは悪くなかったと思う。ただ、それは赤軍が北方突破を狙わなかったためかもしれない。
 しかし、このゲーム、独軍は苦しいなぁ。ユニットを眺めていたときは赤軍との戦力差はさほどでもないので攻撃側の赤軍の方が厳しいかと思っていたけど、実際にプレイしてみて驚いた。尤も勝利条件は赤軍の方がずっと厳しいから赤軍が勝つのは難しいと思うけどね。今回もあの空挺降下とパルチザンが4の森に出ていなければ、多分独軍が勝利していたと思うし。
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  by U1_KAZAMA | 2009-03-01 03:27 | レッドタイフーン

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